石老山ハイキング

登山・ハイキング

6月2日、高校の先輩に誘われ、近くの石老山へハイキングに行ってきました。この山も藤野15名山の1つです。藤野から津久井、城山方面へ車で行く途中に「石老山入口」の信号標識を見ていたので、名前には馴染みがありましたが登るのは初めてです。「いしおいやま」と読むものと思っていましたが、正しくは「せきろうざん」でした。
相模原市のウェブサイトで紹介されているルートは相模湖プレジャーフォレストから入って相模湖病院側へ降りるコースでしたが、車だったので駐車スペースのある相模湖病院から入ることにしました。この病院スタートコースの方が楽で、信仰の山としての石老山を楽しめると思います。

相模湖病院~山頂

相模湖病院の駐車場端から登山道があるのですが、コレが曲者でした。駐車場から顕鏡寺までは山道を登る必要はなかったのですが、登山道の途中で上りがあったので、その先に別の登山者の姿が見えたこともあり、深く考えずに登ってしまいました。


しかし、5分も進まないうちに道が怪しくなってきます。

細い小川を渡って踏み跡を辿ってみましたが、これは違うだろうと諦めました。すぐ近くから車の通る音が聞こえたので少し藪を超えて車道に出ると、顕鏡寺へ続くようだったのでこのまま車道を上がっていきました。顕鏡寺で本来の登山道と合流し、改めて登山開始です。

顕鏡寺は石老山の一部でもあり、山道を歩いているといろんな由来のある巨石怪石が現れます。まずは、登山道に入ってすぐ正面に岩窟があります。ここは、かつて道志法師、玄海法師が住んだという岩窟で中に入ることもできます。

岩窟から登って行くと、鏡岩、蓮華岩、大天狗岩、 吉野岩、屏風岩、擁護岩(雷電岩)、八方岩などの奇岩が道沿いに続いており、それぞれの岩には由来が書かれた標識があります。なお、この辺りの奇岩については、ヤマケイによると“この岩は礫岩で、対岸の陣馬山などの関東山地から削り出された砂や礫が相模川沿いに堆積し、その砂礫が北上してきた丹沢山塊の圧力で造られた二次的な山である”と説明されていました。


奇岩群を過ぎて10分進むと標高570mの融合平見晴台に着きます。ここからは相模湖を眼下に見ることができるので、まだ疲れてもいませんでしたが、少し休憩をとりました。


この先、頂上まで分岐はない一本道が続きますがそれほどキツくもありません。25分ほど登ると標高702mの山頂に到着です。病院駐車場からだと1時間で着いてしまいました。

山頂~明神平~鼠坂

山頂は四方が開けているとは言えませんが、広々としていて一部の方角については眺望も楽しめます。しばらく休んで下山開始。大明神山方面へ広々とした尾根を歩いていきます。明神平展望台からは再び相模湖を見ることができました。

展望台からの下りでまた岩が増えてきます。途中、かなり勾配がキツいところもあるので、相模湖病院起点の方が楽でしょう。沢沿いにねん坂へ下り、相模湖休暇村に下りて登山道は終了。

ねん坂という坂道のことかと思っていましたが、下りきったエリアの地名が鼠坂と書いて「ねん坂」と読むのでした。駐車場に車を停めているので、車道と山道を繰り返しながらスタート地点の相模湖病院へ戻ってきました。

藤野15名山の中でも、奇岩や景色が楽しめるユニークなところでした。藤野5名山に絞ってもきっと選ばれる山でしょう。

今回の記録もヤマレコにUPしました。軌跡を示した地図が↓です。

 

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