10連休と異例の長さとなった2019年のゴールデンウィークですが、藤野にいると(自分たちが)出かけるよりも、(親戚・友人が)遊びにくることの多い場所だなぁと実感しました。
そんな10連休も残り3日となった5月4日、以前から気になっていた相模湖「みの石滝キャンプ場」に行ってみました。

特徴
このキャンプ場は相模湖の奥にあり、船でしかアクセスできません。相模湖公園近くのボート乗り場から迎えに来てもらい、10分ほどボートに乗ってキャンプ場へ向かいます。ボートの先に秘密基地のような建物が見えてくると冒険心が蘇ります。世の中にキャンプ場は山ほどありますが、こんな体験はなかなかできないでしょう。


キャンプ場の様子

バンガローが15棟に、キャンプエリアが(区切られているわけではありませんが)20張くらいできるでしょうか。ゴールデンウィーク中にもかかわらず、キャンパーは僕ら含め5組しかいないようです。まさに穴場。

場内にはエリア内に吊り橋があったりして、森の奥の秘密基地感タップリです。管理棟の売店は非常に良心的で一番搾り350ml缶が230円とコンビニと同価格です。ここを利用するなら飲物は持込不要、ぜひ現地で買いましょう。


学校行事などでの利用を想定して建てられたのか、しっかりした炊事棟が十分あるので、キャンピングチェアーやテーブルは出番がありませんでした。焚き火も土管を切った筒の中でするのはOKなので、焚き火台も不要です。


トイレは、ウェブサイトでは和式が映っていましたが、リニューアルされウォシュレットになっていました。コインシャワーも用意されています。ちなみにシャワーを利用したお隣の方は寒い時期はちょっとツラいと言ってました。

朝は本当に静かで、車などの人口音は聴こえず、やかましいくらいの鳥の声で目が覚めました。フクロウと思われる鳴き声も聴こえてきます。
アクティビティ
「けもの道」「みの石滝」と2つの散策コースがあります。案内には20〜30分と書いてありますが、大人が歩くと15分前後で往復できる距離でした。ただ、山道なのでサンダルはやめた方がよいでしょう。
「みの石滝」は水量は多くありませんが、秘境感のある雰囲気です。残念ながら滝壺に入ることはできません。手前には「がま石」という名の大きな岩の上に木が生えているユニークな風景を見ることができます。

一方「けもの道」は、裏山の周回路という感じで、ゴールが「頂上」となっていますが、実際は山頂ではなく、眺望も望めないちょっと中途半端な印象を受けました。

なお、僕は朝の散策中、何の動物にも出会いませんでしたが、けものが出やすいのは夕方のようなので、出会いを期待する方は夕方に歩いてみてはいかがでしょうか。

有料ですが、手こぎボートやカヌーを楽しむこともできます。手こぎボートは、1時間1,500円で、ボートからブラックバスなどの釣りを楽しむこともできます。残念ながら、キャンプ場からの陸釣りは禁止です。眼の前にブラックバスが見えているのに…

まとめ
船で渡るので、当然荷物は自分たちで持てるだけしか運べません。キャンピングギア満載のオートキャンプとはちょっと違うテイストで、静かなキャンプを楽しみたい方にはオススメのキャンプ場です。

渡し船代(大人1,200円、子ども半額)がかかるので少し割高ですが、ボートに乗るお楽しみがあるのでよしとしましょう。なお、利用料金は、持ち込みテント泊の場合、大人1,200円、子ども900円です。
資材なども船で運ばなければならないので運営は色々大変なのではないかと思いますが、ずっと続けてほしいところです。ウェブサイトをリニューアルしたら、もう少し来場者も増えるんじゃないかなぁ…

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