藤野から少し離れますが、山梨県の九鬼山(標高970m)に息子とハイキングに行ってきました。この山は大月市が選定した「秀麗富嶽十二景」の10番にエントリーされていますが、この日は期待通りに富士山がドーンと見えて息子も大満足でした。

今回は、息子のチョイスで富士急行の壬生(かせい)駅から愛宕神社を経て九鬼山へ上がり、御前山を経て猿橋駅へ下るコースにしました。スタート地点は落合水路橋という国の登録有形文化財をくぐったところです。水路橋なので、橋の上を水がかなりの勢いで流れていました。

九鬼山へ上る道は、愛宕神社コースと杉山新道と2つあり、僕らはコースタイムの短い愛宕神社コースを選択しました。愛宕神社にお参りしてから登山開始。もう片方が「新道」なので、こちらは荒れた旧道なのかというとそうでもなく、道標もたくさんあって迷うようなところはありませんでした。
8歳の息子がハイキングの回を重ねるに歩くのが早くなっていて、田野倉方面からの道との合流地点まで30分で上がってしまいました。このあたりから富士山が顔を出します。
この先からかなりの急登。細かな九十九折で高度を稼ぎます。途中に天狗岩というビューポイントがあるので、ぜひ寄ってください。遮るものがなく富士山が見える最高に見晴らしのよいところです。ルートから3分と書いてありましたが、実際は1分くらいで着きます。ただし、岩の下は崖なので上がる時は注意してください。ここから見た富士山がアイキャッチにしている写真です。

さらに急登がしばらく続き、杉山新道からのルートと合流するとすぐ九鬼山の山頂です。もちろんここからも富士山がよく見えますが、反対側の権現山などもよい眺めです。

ここから標高630mの札金峠へ300m以上下っていきます。ちょっとガレている箇所もありますが、トラロープが広範囲に張ってあります。ただし、ロープは弛んでいることも多く、複数の人が使う時は気をつけましょう。

札金峠から馬立山までは再び250mほど上り。九鬼山までの急登で疲れた足にはちょっとキツいです。

馬立山のピークはスルーして、沢井沢の頭を経て御前山へ。このあたりは概ね快適な稜線歩きです。12時過ぎに御前山に到着。山頂は岩山で、片方は切り立った崖ですが、それなりに広さはあって木がなく眺めがよいため、多くの人がここでお昼をとっていました。僕らもここで昼食。

ここから神楽山に寄って猿橋へ下ります。ちょっと滑りやすい箇所もあり、なぜかこちら側にはロープが張られていないので息子は慎重に下っていました。下りは40分ほど。途中から猿橋駅が見えてきます。猿橋「桂台」の住宅地がほぼ同じ高さに見えたら舗装道に出て登山終了。
晴天に恵まれ、気持ちのいいハイキングができました。コースタイムなどはヤマレコに記録しましたので、詳細はそちらをご覧ください。
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